読書記録③池井戸潤『ようこそ、わが家へ』

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今年、3冊目に読んだのは、池井戸潤さんの『ようこそ、わが家へ』です。

池井戸潤さんの作品はドラマ化されているものも多数ありますが、実は私、恥ずかしながらまったく見たことがないんです…。

もともとテレビをあまり見ないほうだし、映像化されている作品で「ドラマを見るか、原作を読むか?」という選択をする場合、原作を選ぶ。そんなところもあって、かの有名な『半沢直樹シリーズ』でさえ、見たことがないんです。

 

みずたま
みずたま

気になってはいたけど、最初見逃すと「もうええか」ってなってもうて…

 

そんなこんなで池井戸潤さんの作品、映像化されたものは見ていないのですが、小説を読むのは3作目。

 

みずたま
みずたま

これまた、恥ずかしながらまだ3作…。

『下町ロケット』を読み、感動した勢いで今度は『空飛ぶタイヤ』を読み。さぁ、次は『半沢直樹シリーズ』突入だ!と勢いづいてブックオフに行き、買って帰ったのが『ようこそ、わが家へ』。

…なんでやねん!

そのうちに、きっと、必ず、『半沢直樹シリーズ』読みます。ちなみに、『ようこそ、わが家へ』も購入してから結構長い間、放置しておりました。

私、常にストック本を置いておきたいところがありまして、その時その時の気分でストックしている本の中からどれを読むかを決めています。なので、「次こそ半沢直樹を読むぞ!」と言いつつ、いつになることやら…と我ながら思ったりもしていたり。

そんなこんなで、やっとこさ読んだ『ようこそ、わが家へ』の感想です!

 

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『ようこそ、わが家へ』ってどんな本?

前述の通り『ようこそ、わが家へ』を読んだのは、『下町ロケット』『空飛ぶタイヤ』に引き続き3作目の池井戸作品となります。この3作の中で、『ようこそ、わが家へ』はもっとも身近に起こり得る出来事に感じます。

普段はあまり自分の意見を他人にぶつけるようなタイプではない真面目な会社員・倉田太一さん。そんな彼がある日、会社帰りに駅のホームで割り込み乗車をしてくるマナーの悪い男性を注意します。

正しいことをしてるだけなんだけど、「他人に注意をする」というのはかなりドキドキしてしまいますよね。マナーの悪い人に対して心の中で思うところはあっても、実際にその人に注意をするのって、なかなかできる事ではなかったり。

主人公の倉田さんも、普段は決してそんなことをするタイプではないような人だけど、その時に限っては思わず注意をしてしまったわけです。

その後、電車を降りてバスを待っている時、ふと列の後方に目をやると、さっき注意した男がいるではありませんか!!

偶然?それとも自分を尾けてきている?

不安な気持ちでバスに乗り込み、自分よりも後方にいる彼の動向を伺いながら、どうすべきか考える倉田さん。とりあえず自宅の最寄りのバス停はスルーし、次のバス停へと向かう途中、誰も降車ボタンは押さない。という事は、その男も次のバス停で降りるわけではない…はず。

次のバス停が見えたギリギリのところで降車ボタンを押した倉田さん。ギリギリまで誰も降車ボタンを押してはいなかったんだから、自分しか降りる人はいないはずなのに、その男もついてくる気配が!

思わず後ろを振り返ってしまった倉田さんに、その男は不気味な笑いを浮かべてこちらを見ている…

 

みずたま
みずたま

めっちゃ怖いやん!!めちゃくちゃ怖いがな!!

何が目的なのかはわからないものの、間違いなくついてくる男をなんとか振り切り、無事に帰宅した倉田さん。安心したのも束の間、翌日から倉田家に嫌がらせが始まるのです…。

ここから倉田家vs嫌がらせの犯人との戦いが始まる、というストーリー。

 

『ようこそ、わが家へ』のあらすじは?

読み始めて間もないうちからドキドキハラハラさせられるお話ですが、『ようこそ、わが家へ』は倉田さんvsマナーの悪い割り込み男というだけのストーリーではありません。裏表紙に記載されているあらすじをご紹介します。

 

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が”身近に潜む恐怖”を描く文庫本オリジナル長編。

『ようこそ、わが家へ』裏表紙より引用

 

そう、倉田さん一人で嫌がらせ男に立ち向かうのではなく、一家で対決するんです。これだけの嫌がらせを受けたら、犯人をつきとめたいと思う反面、怖くて立ち向かえない気もしますが、家族の協力があればこそ!

私生活で嫌がらせを受けてるだけではなく、さらに職場でも悩まされる問題があり、もう泣きっ面に蜂状態にもなり。その後の展開が気になって、読むのを止めることができなくなる一冊です。

 

感想まとめ

『ようこそ、わが家へ』を読んでまず感じたのが、コレ。

「ほんまにありそう!!」

そして、次に思ったのがコチラ。

「なんか、いろんな意味で怖い!!」

もう序盤からいろいろ怖いです。裏表紙にも「身近に潜む恐怖」と書かれていますが、本当にその通り。

ここからはネタバレを含みますので、未読の方はスルーして下さい!!

さすがに「ポストに瀕死のネコ」はないかも…とも思いますが、花壇を荒らしたり、車に傷ついてたりっていうのはありそう。

何より、事の発端が「ただ注意しただけなのに」っていうのも現実にありそうだし、怖いですよね。

「逆恨み」っていう気持ちを持ってしまう事はあっても、その気持を行動に移して嫌がらせをする…ていうのは絶対にダメ。面と向かっては意思表示せず、行動にも移さず、匿名だからこそのやりたい放題。

しかも、マナーの悪い割り込み男がすべての犯人だと思っていたら、実はそうじゃないってのがさらに、さらに、恐ろしい。

息子の同僚に関しては、甚だしい逆恨みではあるものの、これまた実際にありそうな動機。もちろん、ただの逆恨みでしかなく、嫌がらせをするよりも自分が努力をすべき事だと思うけど。しかも下手すりゃ殺人事件になってたかもしれないって考えると、本当に恐ろしい逆恨みですよね。

マナーの悪い割り込み男や息子の同僚と比べると、地味な嫌がらせだけど、ものすごくショックだったのが、奥さんの通うレザー教室仲間からもらった時計に仕掛けられていた盗聴器。

 

みずたま
みずたま

これは違う意味でめっちゃ怖い…。

これに関しては「逆恨み」っていうより「妬み」なのかな。なんにしても、盗聴してどうするつもりだったのか?人間不信になってしまいそうな出来事ですよね。知らぬが仏…だったのか?

とにかくいろんな意味で怖い小説でしたが、ちゃんとスッキリ解決したのが良かったです。いや、レザー教室の仲間に関しては、ちょっと不満が残るかなぁ…。

でも、やっぱり池井戸潤さんの作品も面白いですよね。次こそは『半沢直樹シリーズ』を…と思っていますが、とりあえずはストックしている本を読んでからかなぁ。

このブログを書いている今、今年4冊目となる本を読んでいます。こちらももうすぐ読み終わりそうなので、近々レビューします!

 

みずたま
みずたま

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みずたま
みずたま

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